富士フイルムが化粧品を作り話題になったのは有名な話写真のイメージが強かったので、なぜ富士フイルムさんが化粧品を作ったんだろう?と始めてテレビで見たときは思った。

写真技術がこのようなヘルスケアの分野にまで応用できるのかと単純に驚いた!

写真のイメージが強いけど、もともと医療分野でも活躍していて、いろんな技術が化粧品へと引き継がれているらしい。
さらに、企業がそれにあわせて新たな事業を立ち上げて成功させていく姿が素晴らしい。

大きければ大きいほど、先人の功績のままの姿で維持を続けようとして、儲かるロジックが壊れてもなかなか組織や形が変わらない場合が多い。小さければ、まだまだ応用段階ではないと判断する場合が多い。なので、新しい事をするというのはすごくパワーのいる事だと思う。

新しい事をする時には、必ずマイナスの事を言う人が必ずいる。その方が、リスクを背負わずにすむし失敗しても「助言したとおりだろ」と自慢げにいうだけで済むから。そういう人は自分では考える力が無いので、逆に成功すれば自分の功績にしたがる。世の中そういう事が多い。

新しい次の世代はそれを理解しているので、新しい事をなかなか飛び込めずに考えが止まる。

例えば、昔、よく売れた枕があるとする。
昔は売れた。先代の言うとおりにすれば売れた。

時代が変わり途端に売れなくなった。先代の言うとおりにすれば売れた時代が終わった。
ただ、言うとおりにしていた世代が、それで儲かっていたので今となっては、何も考える事ができなくて、売り上げるアイデアも出ない。

何か言えば、マイナス要素の話ばかりで前に進まない。
若い世代は、この世代がいなくなるまで、我慢しようと考える。

その世代がそろそろ定年を迎え、若い世代が自分たちの時代になるのはまじかだ、その時に、枕をどのように売るのかが大切だ。

枕にオシャレな模様をつけて、機能性を高める事だけを考えるのか?
枕にアイドル柄のプリントをして抱き枕のように売るのか?
今までの技術で、まったく別のものを作り出すのか?

富士フィルムさんのように、とにかく知恵を出し、前に進めていく人材がいて、会社が前向きに進んで行く姿はとても素晴らしくて感心する。